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若き日本が天敵ともいえるイラクを撃破し、五輪切符をつかんだ。「イラクを倒して五輪を決めるのと決めないでは全然違う。アジアで一番強いことを示したい」とチームを代弁していたのは植田。大きな歓喜が訪れた。 一進一退でも、相手は力ずくで押してきた。日本は人数をかけて守りながらパスカットを狙うと、前半26分にカウンターが決まった。鈴木の左クロスを久保が決めて先制。ここから苦しい時間が続く。前半終盤に右CKから押し込まれた。 後半は互いに消耗戦。日本は終盤に気力を振り絞って攻勢に出た。後半ロスタイム。こぼれ球を原川が左足で突き刺す。2014年のU22アジア選手権では準々決勝で敗れるなど、2度も苦杯をなめさせられた相手を振り切った。 まさに全員で手にした白星だ。1次リーグは選手を入れ替え、体力温存と成長を図った。23選手中22人が出場し、日替わりでヒーローが出現。チームが一体となって進化してきた証しだった。 ふがいなかった過去の姿は消えた。主将の遠藤は「まだ成長途中。リオまでにもっといいチームになりたい」と言う。手倉森監督が掲げていたのは「アジア王者として五輪に挑むこと」。残るは1戦。夢舞台行きの切符を、金色にできるか。 (ドーハ時事)(2016/01/27-01:58)