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2位を争うゴール前のスプリントで力及ばず、渡部暁は苦笑いのフィニッシュ。悔しいはずのレース展開とは裏腹の表情には理由があった。 今月中旬のイタリア合宿中に転倒して右手首を打撲。腫れて痛みも強く、試合の2日前にクロスカントリーの練習を再開したばかりだった。2位に18秒差をつけて出た後半距離も、ゴールまでもつか不安だったという。「表彰台に上がれて良かった。上出来ですね」。3.5キロすぎに後続3人に追い付かれた後も、最善を尽くした。 前半飛躍では全体トップの115.5メートルをマーク。「走れない分、飛ばせてくれたのかな」とおどけたが、ジャンプは好調を維持。次週の大会までには回復も進みそうで「万全になれば、もっといいレースができる」と今季初勝利に意欲を見せた。(ショヌーブ時事)(2016/01/24-00:56)