[ソウル 23日 ロイター] – 韓国のサムスン電子は23日、スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の発火問題について、バッテリーの欠陥が原因であるとし、ソフトウエアやハードウエアの問題ではないとの見解を示した。 ノート7は昨年8月に発売されたが、発売直後から発火事故の報告が相次ぎ、10月には生産・販売が打ち切られた。 サムスンは声明で、安全性への取り組みを強化すると発表した。 サムスンはこの日、バッテリーのサプライヤー名には言及しなかった。ただ、以前、サムスンSDIと中国のアンペレックス・テクノロジーをサプライヤーとして挙げている。SDIは、製品の安全性を向上させるため、1500億ウォン(1億2856万ドル)を投じるとし、今後もサムスンの携帯電話向けにバッテリーを供給すると明らかにした。 サムスンは、バッテリーサプライヤーに対して、法的措置を取ることは検討していないとしている。 モバイル事業の責任者、高東真(コ・ドンジン)氏は23日、今年2月にバルセロナで開催される「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で新型スマホ「ギャラクシーS8」の発表を見送る方針を明らかにした。 高氏は、昨秋浮上した「ギャラクシーノート7」の発火問題以来、初となるプレミアムモデルの発表がいつになるかには言及しなかった。 ハイ・インベストメントのアナリスト、Song Myung-sup氏は、サムスンが発火の原因を明確にしない限り、消費者はギャラクシーS8を買い控えるだろう、との見方を示した。 *内容を追加しました。
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