22日午後3時50分頃、和歌山県有田市初島町浜、石油元売り大手・東燃ゼネラル石油(本社・東京)の和歌山工場内で「煙が出ている」と近隣住民から110番があった。 敷地内の施設が炎上し、同市消防本部などが消火作業にあたった。23日午前4時10分、火の勢いが弱まったとして、同市は1281世帯2986人に出していた避難指示を解除した。県警有田署などが原因を調べている。けが人の情報はない。 同署や工場関係者によると、出火したのは、「脱ろう装置」と呼ばれる原油精製プラントの一部。出火当時は稼働中で、近くで約10人が作業していたが、全員避難して無事だった。 同工場は1941年に操業を開始。敷地面積は248万平方メートルで、ガソリンや灯油、エンジンオイルなどを製造している。今月18日にも、今回の現場から約1キロ離れた敷地内の原油貯蔵タンクで、清掃・点検作業中に出火し、約35時間にわたって燃える火災があった。
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