三菱重工業は23日、開発中のジェット旅客機「MRJ」の納入開始を、2018年半ばから2年先送りすると発表した。機体の設計を変更するためで、延期は5回目。同社は昨年、大型客船事業からの撤退を表明したばかり。日本を代表するメーカーの迷走が続いている。
■膨らむ開発費、黒字化時期見通せず
「(安全性を)説明できる設計にすることに知見が足りないところがあった」。23日、都内で記者会見した三菱重工の宮永俊一社長は、神妙な面持ちだった。
延期のきっかけとなったのは、…
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