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ドル114円半ばで上値重い、トランプ氏の会見後に調整地合い

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NewsHub[東京 12日 ロイター] – 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の114.41/43円だった。トランプ次期米大統領の会見では詳細な政策への言及がなく、失望感から上値の重さが意識された。 ドル/円は午後に入って下げ足が強まり、一時114円後半から前半へと下押しした。朝方に観測された国内輸入企業によるドル買いは、午後にかけて一巡したとみられる。 取り立てて新規の材料は見当たらなかったものの、「株安が円高圧力になり、円高が株安を招くという悪循環がある印象」(別の国内金融機関)との指摘があった。 米10年債利回りは、東京時間はじりじりと低下し、一時2.33%を割り込んでおり、「ドル/円は買いにくい」(国内金融機関)との指摘が聞かれた。 海外時間にかけても、引き続き米金利動向をにらんだ展開が見込まれており、「イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長をはじめFRB高官らの講演や、米新規失業保険申請件数といった指標の発表を踏まえた金利の反応を見極めたい」(邦銀)との声が聞かれた。 午前のドル/円は、朝方につけた高値115.50円からじり安となって114円後半に下落したが、国内輸入企業などのドル買い/円売りが出て、いったんは115円台に持ち直した。 ただ、正午に向けて再び弱含んで114円半ばまで下押しされた。トランプ氏の米大統領就任日が近づき、「一部の参加者がトランプラリーで積み上げたドル/円ロングのポジションを調整している」(国内金融機関)との声が聞かれた。 トランプ氏の会見内容は、保護主義色が目立ったとの指摘がある一方、従来の主張を繰り返すにとどまり、目新しさに欠けていたとの評価もある。同会見によって為替相場に明確な方向感は出ておらず、トランプ氏の大統領就任後の言動を見極めたいとする向きも多いという。 ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 114.41/43 1.0609/13 121.39/43 午前9時現在 115.09/11 1.0593/97 121.92/96 NY午後5時 115.40/42 1.0580/84 122.10/14

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