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マティス次期米国防長官、ロシア警戒鮮明=同盟重視、負担増要求を示唆

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NewsHub12日、ワシントンで行われた上院軍事委員会の公聴会に出席するジェームズ・マティス次期米国防長官(EPA=時事)
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領が国防長官に指名したジェームズ・マティス元中央軍司令官(66)は12日、上院軍事委員会の公聴会で、ロシアについて「対抗する必要がある分野が増えている」と述べ、脅威と見なし警戒する姿勢を鮮明にした。ロシアとの関係改善を模索するトランプ氏と足並みの乱れが生じる恐れもある。 一方、マティス氏は「強い同盟国を持つ国は栄え、そうでない国は衰退する」と指摘し、同盟関係の重要性を強調した。ただ、準備書面では「すべての同盟国からふさわしい支援を得る必要がある」とも述べ、同盟国側にこれまで以上の負担を求める可能性を示唆した。 トランプ氏が「予算超過だ」と批判を強める最新鋭ステルス戦闘機F35について、マティス氏は「同盟国の多くは、制空権を維持するためにF35計画に期待している」と計画を支持した。 イラン核合意に関しては「不完全な合意だが、米国は約束したことに従わなければならない」と述べ、合意を維持する必要があるという認識を示した。 また、マティス氏は「狂犬」という自分の異名について「メディアが付けたものだが、メディアがいつも正しいとは限らない」と述べ、好ましく思っていないことをほのめかした。 文民統制(シビリアンコントロール)の原則から、元軍人は退役後7年間は国防長官に就任できないとの連邦法の規定がある。2013年に退役したマティス氏の就任を認めるため、この規定を免除する法案が12日、上院本会議で可決された。下院でも可決される必要がある。(2017/01/13-09:22)

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