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小池都知事が築地市場視察 移転延期表明後初めて

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NewsHub東京都の小池知事は12日朝、築地市場の移転延期を表明して以降、初めて築地市場を訪れ、マグロの競り場などを視察しました。そのうえで、市場業者に対し、14日にも示される移転先の豊洲市場の地下水の調査結果などを踏まえ、安全安心を最優先に移転を判断するという考えを重ねて示しました。 小池知事は、去年夏に豊洲市場への移転の延期を表明して以降、12日朝に初めて築地市場を訪れ、マグロの競り場や水産物の仲卸の店舗を1時間ほどかけて視察し、青森県産のクロマグロを試食するなどしました。 このあと市場業者の代表17人と意見を交わし、「築地は東京、日本、世界の食を担っていると改めて感じたが、老朽化などの問題点も確認した。移転の是非は将来を見据え方針を決めたい」と述べました。 そして、業者側が「補償を受けられれば、いつまで待ってもいいとは思っていない。少なくともことし3月中には判断してもらいたい」と求めたのに対し、小池知事は「安全安心の真の確認をしたうえで、最善の策を取りたい」と述べ、安全安心を最優先に、移転を判断するという考えを重ねて示しました。 小池知事は、早ければことし冬に豊洲市場への移転に向けた環境が整うという方向性を示していて、14日には、判断材料の一つとしている地下水のモニタリング調査の最後の結果が示される予定です。 視察を終え小池知事は「移転については、安全安心が確保できるのかどうか、その一点にかかっている。科学的データ踏まえ冷静に判断したい。判断の時期を早めるかどうかは、地下水の調査結果次第だ」と述べました。

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