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米12月卸売物価1.6%上昇、エネルギー高で2年3カ月ぶりの大きな伸び

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NewsHub[ワシントン 13日 ロイター] – 米労働省が13日発表した昨年12月の卸売物価指数(PPI、最終需要財向け財・サービス)は、前月比0.3%上昇した。市場予想と一致した。11月は0.4%上昇していた。 前年同月比では1.6%上昇と2014年9月以来、2年3カ月ぶりの大きな伸びとなった。こちらも市場予想と一致した。11月は1.3%の上昇だった。 12月はエネルギー製品の価格が2.6%上昇し、最終需要財の伸びのうち約60パーセントを占めた。エネルギー価格は11月は0.3%の下落だった。 これに伴って最終需要財は12月に0.7%上昇となった。 原油安による押し下げ効果が薄れたことで、卸売物価は上昇しつつある。原油価格は1バレル=50ドルを超える水準で推移しており、12日に発表された輸出入物価統計によると、昨年12月の輸入物価は前年同月比で5年ぶりに近い大きな上昇となった。 ただ、トランプ氏の米大統領選勝利後はドル高が再燃しており、原油値上がりによる物価押し上げ効果は薄まる可能性がある。 12月は食品が0.7%上昇し、11月の0.6%上昇から伸びを拡大した。 ヘルスケア費用は横ばい。11月は0.2%の上昇だった。これらは連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注視する個人消費支出(PCE)物価指数に反映される。 変動の大きい貿易サービスは0.2%上昇。11月は1.3%の大幅上昇だった。貿易サービスは卸売業や小売業の利潤の変化を示す。 変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除き、基調的な物価動向を示すとされるコア卸売物価は前月比で0.1%上昇。前年同月比では1.7%上昇だった。11月はそれぞれ0.2%と1.8%の上昇だった。

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