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北朝鮮がマレーシアと持つ「深い関係」

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By JONATHAN CHENG, JAMES HOOKWAY and CELINE FERNANDEZクアラルンプールでは北朝鮮と米国の 非公式協議も 北朝鮮の 金正恩(キム・ ジョンウン)朝鮮労働党委員長の 異母兄である金正男(キム・ ジョンナム)氏が悲惨な最期を
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏が悲惨な最期を遂げた場所、マレーシアに注目が集まっている。米国の同盟国であるマレーシアにはここ数年、北朝鮮の人が多く集まり、北朝鮮政府と米政府の非公式協議の場所に使われるようにもなっていた。
経済交流が活発で入国規制が比較的緩いことに加え、一時は直行便が就航していたこともあって、マレーシアは米国と友好関係にある他の多くの国に比べて北朝鮮との関係が深い。
米国、日本や韓国と違い、マレーシアはおおむね北朝鮮とかなり友好な関係にあり、国際社会から孤立した北朝鮮国民が外の世界と交わるチャンスを提供している。
マレーシアの国民は、査証なしで北朝鮮を訪れることを認められている。北朝鮮はマレーシアからゴムやパーム油その他の資源を輸入、マレーシアは鉄や鉄鋼製品を輸入している。
2011年には、北朝鮮の高麗航空が平壌とクアラルンプールを結ぶ直行便の運航を始めた。しかし、国連安全保障理事会の新たな制裁を受け、この路線は14年半ばに廃止された。
オランダのレイデン大学で北朝鮮について研究するクリストファー・グリーン氏によると、両国は経済交流も盛んだ。クアラルンプールの北朝鮮人コミュニティーは数百人規模と推計されるという。
グリーン氏は、マレーシアが他国に比べて「北朝鮮の人にとって自由に行き来しやすいのは確かだ。この状況は数年前から続いている」とし、「ビジネスの場として北朝鮮に人気だ」と述べた。
昨年8月に国連に提出されたマレーシア政府の報告書によると、同国サラワク州では、北朝鮮人80人が建設・鉱山業界で働いていた。
また北朝鮮大使館の近くには朝鮮料理店が6軒以上ある。北朝鮮国営のレストランもある。
そして、金正男氏が何者かの攻撃を受けて殺害されたとされるのがクアラルンプールの空港だ。
金正男氏は2001年に東京ディズニーランドに行こうとして日本への不法入国を試み、父親の故金正日(キムジョンイル)総書記から不興を買い、金正恩氏が後継者への道を歩むことになった。
警察によると、金正男氏は空港の第2ターミナルでマカオ行きの便を待っていた時に、女2人に化学物質の液体で攻撃された。警察はベトナムのパスポートを持った女1人を拘束したと15日に発表し、捜査が続いていると述べた。
マレーシアのような国は米朝の非公式な接触の場所として使われている。昨年10月には、米国の元外交官と北朝鮮政府の当局者が北朝鮮の核・ミサイル計画を巡りクアラルンプールで小規模な密室会合を持った。こうした会合は定期的に行われており、シンガポールや北京、ベルリンその他の場所で行われることもある。
クアラルンプールの民主主義・経済研究所(IDEAS)のワン・サイフル・ワン・ジャン最高責任者は「この事件が外交に影響するかどうか、この段階では判断しがたい」と述べた。「しかし、マレーシアや中国の政府は外交関係の摩擦に発展することを許さないだろう」という。中国は北朝鮮にとって最も重要な同盟国だ。
マレーシア政府は事件についてコメントしておらず、全ての質問への対応を警察に任せている。

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