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将棋:外国人初の女流プロ誕生 ポーランドの25歳

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将棋の カロリーナ・ ステチェンスカ女流3級(25)=ポーランド出身=は20日、 東京・ 将棋会館で指された女流名人戦予選で貞升(さだます)南女流初段(30)に勝ち、 予選決勝に進出。 勝ち星などの 規定により、 女流2級に昇級し、 将棋界で外国人初の プロ女流棋士が誕生した。
将棋のカロリーナ・ステチェンスカ女流3級(25)=ポーランド出身=は20日、東京・将棋会館で指された女流名人戦予選で貞升(さだます)南女流初段(30)に勝ち、予選決勝に進出。勝ち星などの規定により、女流2級に昇級し、将棋界で外国人初のプロ女流棋士が誕生した。
ステチェンスカ女流2級は2013年に来日。育成機関の研修会で昇級を重ね、2015年10月1日付で女流3級になった。2年間で規定の成績を上げられれば女流棋士(2級)になれるが、結果を残せなかった場合は、女流3級の資格も取り消される。ステチェンスカ女流2級は1年以上、規定の成績に届かず苦しい立場だったが、今年に入って女流名人戦予選で2連勝し、あと1勝に迫っていた。通算成績は7勝7敗。
ステチェンスカ女流2級は甲府市在住、山梨学院大大学院に在学中。昇級の一局はカロリーナさんがゴキゲン中飛車を採用、激戦で形勢も入れ替わったが、最後に慎重に読んで相手玉を詰ませ、勝ち切った。
終局後、ステチェンスカ女流2級は「ずっと不安だったが、今年に入って頑張って勉強し女流棋士になることができた。将棋と出会えてよかった。たくさんの人に助けられた」と喜びを語った。
「女流名人戦のリーグ入りもかかっており、対局も頑張ってほしいが、彼女にしかできないことをしてほしい」と師匠の片上大輔六段は期待する。
佐藤康光日本将棋連盟会長は「厳しい道のりでしたが、見事な戦いぶりでした。将棋界初の外国人女流棋士として、これからのますますの活躍を期待しています」とコメントした。【山村英樹】

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