8日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上値の重い展開となった。前日の米株高や円高進行の一服を受けた買いが一巡した。直近の決算発表で好業績が確認された銘柄に買いが集まる一方、日本株全体では積極的に上値を追う動きは乏しい。 JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ0.3%ほど高い水準での推移が続く。 市場では「業績改善の期待から下値では押し目買い意欲は強いが、10日の日米首脳会談を前に投資家の様子見姿勢が強い」(日本アジア証券の清水三津雄エクイティ・ストラテジスト)との声があった。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で5157億円、売買高は4億7828万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1066、値下がりは726、変わらずは194だった。 個別では前日に2017年3月期の業績見通しを上方修正した 大陽日酸 が高い。17年12月期も増益が続くとの見通しを示し、自社株買いを発表した 旭硝子 も上げた。半面、株式の持ち合いを見直して相互に保有する株式を売却する方針を示した 富士通 と 富士電機 が安い。船舶向けの配管のバルブなどに使われるゴム製品の性能検査に不正があったと発表した 洋ゴム も安い。 東証2部指数は小幅に反発した。 小島鉄 、 ウインテスト 、 黒田精 が上昇し、 コスモス や ASTI が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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