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山陰線:鳥取・青谷の両駅で列車足止め 大雪と倒木で

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西日本の 日本海側に降った大雪の 影響で10日午後9時ごろ、 鳥取市の JR山陰線鳥取駅で信号トラブルが発生。 京都発鳥取行き特急列車「スーパーはくと」 が津ノ井駅(同市)に停車したまま同日午後11時15分ごろから動けなくなった。 乗客約130人は、 運転再開までの 約3時間半を車内で過ごした。 山陰線ではほかに、 線路への 倒木と大雪の 影響で普通列車が動けなくなり、 乗客26人が車内で12時間以上過ごすなどした。 JR西日本米子支社によると、 体調不良などを訴えた人はいなかった。
西日本の日本海側に降った大雪の影響で10日午後9時ごろ、鳥取市のJR山陰線鳥取駅で信号トラブルが発生。京都発鳥取行き特急列車「スーパーはくと」が津ノ井駅(同市)に停車したまま同日午後11時15分ごろから動けなくなった。乗客約130人は、運転再開までの約3時間半を車内で過ごした。山陰線ではほかに、線路への倒木と大雪の影響で普通列車が動けなくなり、乗客26人が車内で12時間以上過ごすなどした。JR西日本米子支社によると、体調不良などを訴えた人はいなかった。
はくとは11日午前3時前、鳥取駅に到着。駅員らが乗客に水とビスケットを配った。乗客は疲れた表情で改札を出ると、駅前のタクシー乗り場に長い列を作った。
東京都から家族3人で鳥取市へ帰宅途中だった男性(66)は「座席が狭くて乗客も多かったので、くたびれた」といい、駅周辺に積もった雪を見て「こんなに降っているとは思わなかった」と驚いていた。名古屋市への日帰り出張から鳥取市へ戻ってきた会社員、稲村浩さん(49)は「他の乗客と同じようにほとんど寝て過ごしたが、風邪を引いていたのでつらかった」と疲れた様子だった。津ノ井駅から別の交通手段で帰宅することも考えたというが、「いつ列車が動き出すか分からなかったので、もどかしいが待つしかなかった」と振り返った。
一方、山陰線青谷(あおや)(鳥取市)-泊(鳥取県湯梨浜=ゆりはま=町)間でも10日午後8時45分ごろ、雪の重みで木が線路内に倒れているのが見つかり、鳥取発米子行き普通列車(乗客26人)が青谷駅を出発できなくなった。倒木は11日午前2時45分ごろに撤去されたが、線路上に積もった約60センチの除雪が進まず、同9時ごろにいったん運転を再開した列車を再び青谷駅に戻すことを決めた。12時間以上車内にいる乗客にJR西はおにぎりやお茶、毛布などを配った。
湯梨浜町の公務員、千熊(ちくま)一弘さん(42)は、仕事を終えて自宅に戻ろうとしていた。「雪で危ないと思って列車を利用したが、まさかこんなに待つことになるとは。車内ではため息も多く聞こえる」と話した。携帯電話の充電が少なくなり、家族と連絡が取れなくなるのではと不安な表情を見せていた。また、鳥取市の男性会社員(27)は、松江市の友人に会うために利用。「いつ動くのか分からず不安。椅子では、あまり眠ることもできない」と話していた。
鳥取市内では11日午前9時現在、積雪が80センチに達した。80センチ以上を観測するのは22年ぶり。【李英浩、園部仁史、高嶋将之】

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