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「香港独立に前途はない」中国首相、強い表現で警告

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5日に開幕した中国の 全国人民代表大会(全人代)で李克強(リーコーチアン)首相が公表した政府活動報告では、 7月に返還20周年を迎える香港について現行の 「一国二制度」 を今後も堅持する意向を表明し、 「『香…
5日に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代)で李克強(リーコーチアン)首相が公表した政府活動報告では、7月に返還20周年を迎える香港について現行の「一国二制度」を今後も堅持する意向を表明し、「『香港独立』に前途はない」という異例の強い表現で、香港世論の一部にある独立論を許さない考えを示した。
報告は香港に対して「高度の自治を引き続き貫徹する」とした一方、「(中国の)憲法と基本法に厳格にのっとって事を運ぶ」と釘を刺した。起草した黄守宏・国務院研究室主任は報告後の会見で、こうした記述について「矢を放つ的がなかったとは言えない。去年の一連の香港の状況や、独立派の人々の言行が(念頭に)ある」と語った。
香港では昨年9月の立法会(議会)選挙で独立を視野に入れる政党の議員が当選。就任時に「(香港は中国の一部と定めた)基本法を守る」と宣誓する義務に応じず、議員資格が取り消される事態などが起きており、こうした状況を指すとみられる。
香港メディアは「中国の首相が香港独立に警告」などと速報した。(北京= 西本秀 )

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