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ミナミ通り魔:無期判決不服、上告へ 大阪高検

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大阪・ ミナミの 繁華街で2012年6月、 通行人の 男女2人が相次いで刺殺された通り魔事件で、 大阪高検は殺人などの 罪に問われた無職の 礒飛(いそひ)京三被告(41)を無期懲役とした大阪高裁判決を不服として、 最高裁に上告する方針を固めた。 関係者への 取材で分かった。 上告期限は今月23日になっている。
大阪・ミナミの繁華街で2012年6月、通行人の男女2人が相次いで刺殺された通り魔事件で、大阪高検は殺人などの罪に問われた無職の礒飛(いそひ)京三被告(41)を無期懲役とした大阪高裁判決を不服として、最高裁に上告する方針を固めた。関係者への取材で分かった。上告期限は今月23日になっている。
検察内部には「市民の量刑感覚を反映させるため導入された裁判員制度の趣旨を問い直すべきだ」との意見などがあり、最終協議を進めていた。
求刑通り死刑とした裁判員裁判の大阪地裁判決を破棄した今月9日の高裁判決は、「事件の計画性が低い」と強調。過去に死刑判決が出た無差別通り魔事件とは、計画性や、被害者が2人にとどまっている点で異なると指摘し、「死刑がやむをえないとは言えない」としていた。
高裁判決によると、礒飛被告は12年6月10日、大阪市中央区東心斎橋1の路上でイベント会社プロデューサーの南野信吾さん(当時42歳)と、飲食店経営の佐々木トシさん(同66歳)を刺殺した。【三上健太郎、岡村崇】

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