【ビケルスン（ノルウェー）時事】 ノルディックスキーの ワールドカップ（Ｗ杯）ジャンプ男子は１９日、 ノルウェーの ビケルスンでフライングヒルの 個人第２４戦（ＨＳ２２５メートル、 Ｋ点２００メートル）が行われ、 葛西紀明（土屋ホーム）が２３９．５メートル、 ２４１．５メー
【ビケルスン（ノルウェー）時事】ノルディックスキーのワールドカップ（Ｗ杯）ジャンプ男子は１９日、ノルウェーのビケルスンでフライングヒルの個人第２４戦（ＨＳ２２５メートル、Ｋ点２００メートル）が行われ、葛西紀明（土屋ホーム）が２３９．５メートル、２４１．５メートルを飛んで２位に入った。４４歳９カ月の葛西は自身のＷ杯最年長表彰台記録を更新した。 ２回目は風が安定するまで待たされた。「まずいパターンだなと思った」。不安な中で滑り始め、高さも物足りなかったが、「中盤からすごい風がきて、どんどん地面から離れていった」。自己最長を１メートル上回った。
今季は苦戦続きで、年明けに一度１０位に入っただけ。自信も揺らぎ、用具に不振の原因を求めたこともあるが、得意のフライングヒルで苦しみを一気に吹き飛ばした。「不安や自信がない気持ちをひっくり返した感じ。急に自信が湧いてきた」と得意げに笑った。 ノルウェー４会場を転戦するツアーは、１０日間で個人４戦（中止１戦）と団体２戦の強行日程。強風で競技開始がたびたび遅れ、タフさが試されたが、葛西は「全然平気」と涼しい顔。「ストレスがたまらないようにしてきた。頭の疲れがないのが一番」。大ベテランならではの調整法で乗り切った。 （2017/03/20-10:33）
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