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(新ポリティカにっぽん)日常の平和、壊してなるか

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春たけなわである。 ソメイヨシノは散って八重ザクラが満開である。 青空がきれいだ。 日曜日、 車両通行を止めて車道でも人が歩ける神楽坂を、 こども連れもカップルも手をつないで楽しそうに歩く。 わたしもウォーキン…
春たけなわである。ソメイヨシノは散って八重ザクラが満開である。青空がきれいだ。日曜日、車両通行を止めて車道でも人が歩ける神楽坂を、こども連れもカップルも手をつないで楽しそうに歩く。わたしもウォーキングに出掛ける。気持ちいいなあ。 そんなうきうきした季節なのに、この間、市民の自主ネットテレビ「デモクラシータイムス」の報道番組に出演したら、その日、政治記者であるわたしが議論すべき政治関係のテーマは「閣僚らの相次ぐ失言暴言」というものである。情けないなあ、わたしには、安倍政権の内政外交の直面した課題が気がかりなのに、どうやら目下の政局は、こんな愚かしい出来事に足をとられているらしいのである。番組の司会者の例示した、それらのできごととは……。 3月8日、務台俊介・内閣府政務官兼復興政務官は「長靴業界はもうかった」と発言して物議をかもした。えっ、なんのこと? 聞いてみると、去年9月に岩手県の被災地を訪問したときに、洪水地を行くのに長靴を用意しておらず、秘書官におんぶされて水たまりを越えたことがあったらしい。その体験から「長靴業界のもうけ」に言及したらしいのだが、なんとまあ、こどもっぽい。この人、元は消防庁防災課長だったそうである。 4月8日、今村雅弘復興相が、…

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