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バイエル薬品 副作用12例を国に報告せず

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大阪の 製薬会社「バイエル薬品」 が5年前に薬を発売した際、 患者への アンケートで12例の 副作用を把握していたの に報告を怠っていたことがわかり、 厚…
大阪の製薬会社「バイエル薬品」が5年前に薬を発売した際、患者へのアンケートで12例の副作用を把握していたのに報告を怠っていたことがわかり、厚生労働省はほかにも副作用の報告漏れがないか詳しく調査するよう指示することにしています。 副作用の報告を怠っていたのは、大阪・北区にある製薬会社、バイエル薬品です。 会社側などによりますと、平成24年に「血栓症」の治療薬「イグザレルト」を発売する際、患者へのアンケートを実施し、「皮下出血」や「湿疹などの症状」といった副作用を12例把握していたのに、法律で定められた期間内に国に報告していなかったということです。 厚生労働省は、現時点で安全性に問題はないとしていますが、近くバイエル薬品に対し、ほかの薬も含めて副作用の報告漏れがないか詳しく調査するよう指示することにしています。 「イグザレルト」をめぐっては、発売当時、バイエル薬品が他社の薬の使用状況などを把握するため、複数の社員が開業医に依頼して患者の許可を得ずにカルテを閲覧したことがわかっていて、厚生労働省が詳しい経緯を調べています。 バイエル薬品は「今回の事態を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に取り組みたい」とコメントしています。

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