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商工中金に立ち入り検査=不正融資の実態解明-金融庁

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政府系金融機関の 商工中金が国の 特別な支援制度に基づく融資で不正行為を繰り返していた問題で、 金融庁は24日午前、 東京都内の 本店への 立ち入り検査に着手した。 今後、 数カ月をかけて、 資料の 分析や聞き取り調査を行う見通し。 検査の 結果、 法令順守や内部管理で新たな問題が判
政府系金融機関の商工中金が国の特別な支援制度に基づく融資で不正行為を繰り返していた問題で、金融庁は24日午前、東京都内の本店への立ち入り検査に着手した。今後、数カ月をかけて、資料の分析や聞き取り調査を行う見通し。検査の結果、法令順守や内部管理で新たな問題が判明すれば、改めて行政処分を行うことも検討する。 主務官庁の経済産業省、財務省と協力して不正の実態解明に取り組む。商工中金に歴代トップを送り込んできた経産省ではなく、金融機関の監督を専門に行う金融庁が検査を主導する。焦点となる経営陣を含めた組織的な関与に関する調査や責任追及などを徹底する。 不正が発覚したのは、金融危機や自然災害で経営が悪化した中小企業に国の支援制度を使って低利で資金を貸し付ける「 危 機 対 応 融 資 」。商工中金の第三者委員会の調査によると、本来対象にならない企業に低利で融資するため、財務データを改ざんするなどの不正行為が全国で繰り返されていた。本店での不正の隠蔽(いんぺい)行為も確認されており、金融庁は厳しく検査を進める。(2017/05/24-12: 11) 関連ニュース
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