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G7サミット 貿易や温暖化対策で米と各国に隔たり

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イタリアで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は、 初日の 討議で北朝鮮に対する圧力を強化することなどで一致しましたが、 貿易政策や地球温…
イタリアで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は、初日の討議で北朝鮮に対する圧力を強化することなどで一致しましたが、貿易政策や地球温暖化対策ではアメリカと各国の間で意見の隔たりが残りました。27日に行われる2日目の討議を経て発表される首脳宣言で、どれだけ結束を打ち出せるかが焦点となります。 イタリアで開幕したG7サミットは、27日未明まで行われた初日の討議で、テロ対策の強化や、核や弾道ミサイルの開発を続ける北朝鮮に対する圧力を強化することで一致しました。 また、貿易の分野では中国などを念頭に、市場をゆがめる不公正な貿易慣行には厳しく対処することでおおむね一致しました。 ただ、G7が長年首脳宣言に盛り込んで共有してきた、「あらゆる保護主義に対抗する」という考え方については、不公正な相手国に対しては保護的な対抗措置も許されるという立場をとるアメリカのトランプ政権とほかの国との間で意見の隔たりは埋まっていません。 さらに、国際的な地球温暖化対策の新しい枠組み「パリ協定」からの脱退を検討するトランプ大統領に、各国の首脳が反発し、足並みの乱れも見られます。 G7サミットは2日目の27日、移民や難民への対応などを討議し、日本時間の27日夜に首脳宣言を発表して閉幕します。 「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ政権の誕生で浮かび上がったG7各国の溝を埋め、どれだけ結束を打ち出すことができるかが焦点となっています。

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