Home Japan Japan — in Japanese 北朝鮮拘束、学生が死亡 トランプ氏「残忍さ非難」

北朝鮮拘束、学生が死亡 トランプ氏「残忍さ非難」

207
0
SHARE

【ワシントン福岡静哉】 今月13日に北朝鮮の 長期拘束から意識不明の 状態で解放され帰国した米バージニア大の 学生、 オットー・ ワームビア氏(22)が19日、 死亡した。 家族が入院先の 中西部オハイオ州シンシナティの 病院を通じて声明を発表した。 トランプ米大統領は同日「犠牲者の 死を悼み、 北朝鮮の 残忍さを改めて非難する」 との 声明を発表した。
【ワシントン福岡静哉】今月13日に北朝鮮の長期拘束から意識不明の状態で解放され帰国した米バージニア大の学生、オットー・ワームビア氏(22)が19日、死亡した。家族が入院先の中西部オハイオ州シンシナティの病院を通じて声明を発表した。トランプ米大統領は同日「犠牲者の死を悼み、北朝鮮の残忍さを改めて非難する」との声明を発表した。
ティラーソン国務長官も「北朝鮮に責任を負わせる」と述べ、他に拘束中の米国人3人の解放も要求した。
家族は声明で「息子は不幸なことに、北朝鮮で残酷な虐待を受け、私たちはかつてないほどの悲しい経験をした」と述べた。
ワームビア氏の帰国後の容体について、病院は脳組織の多くが壊死(えし)していると説明していた。
米メディアによると、北朝鮮は米政府に対し、ワームビア氏がボツリヌス菌による中毒症になり、睡眠薬を服用後、意識不明に陥ったと説明。だが病院の調査でボツリヌス菌は検出されなかった。
ワームビア氏は観光ツアーで平壌を訪問中の昨年1月、ホテルから政治宣伝ポスターを持ち去ろうとしたとして拘束された。国家転覆陰謀罪で同3月に15年の労働教化刑(懲役に相当)を言い渡された。米政府が北朝鮮と交渉し、解放された。

Continue reading...