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タカタ欠陥エアバッグ、米で新たに270万個を回収対象

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米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は11日、 タカタの 欠陥エアバッグ問題で、 新たに270万個をリコール(回収・ 無償修理)対象とすると発表した。 米フォード・ モーター、
【シリコンバレー=兼松雄一郎】米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は11日、 タカタ の欠陥エアバッグ問題で、新たに270万個をリコール(回収・無償修理)対象とすると発表した。米フォード・モーター、 日産自動車 、 マツダ の車両に搭載された製品が対象となる。 タカタはこれまで、火薬の経年劣化を抑えるための乾燥剤を含んでいないエアバッグを対象に米国や日本などでリコールを実施してきた。乾燥剤を含むエアバッグがリコールの対象となるのは今回が初めてとみられる。 タカタの欠陥エアバッグは米国では2880万個がリコール対象となっている。さらに最大で4千万個が回収対象になる可能性がある。米国では6月下旬時点で対象車両全体の約4割にあたる約1700万台が改修されている。 今回、追加リコールの対象になったのは乾燥剤を含むエアバッグのうち、比較的初期に作られた一部の製品。タカタは数度にわたって乾燥剤を改良しており、NHTSAは追加リコールについて「全ての乾燥剤入りエアバッグを対象とするものではない」としている。 ホンダ はホンダ車に使われている乾燥剤はリコール対象となったものとは成分が違うため、今回の件を受けてリコールが広がることはないとしている。 タカタは2015年のNHTSAとの合意に基づき、19年末までに乾燥剤を含むエアバッグの安全性を証明するよう求められており、引き続き検証を続けることになる。仮に安全性が証明できなかった場合、乾燥剤を含む全てのタカタ製エアバッグがリコール対象となり、取引先の自動車メーカーにはさらなる費用が発生する恐れがある。

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