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フィンランドで刃物男、2人死亡 テロとして捜査

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【ベルリン=宮下日出男】 フィンランド南西部トゥルク中心部で18日午後、 男が通行人らを刃物で次々と刺し、 2人が死亡、 8人が負傷した。 男は警官に脚を撃たれ、 拘束され…
【ベルリン=宮下日出男】フィンランド南西部トゥルク中心部で18日午後、男が通行人らを刃物で次々と刺し、2人が死亡、8人が負傷した。男は警官に脚を撃たれ、拘束された。捜査当局は19日、容疑者が18歳のモロッコ国籍の男であり、テロ事件として捜査を始めたと発表した。 男は18日午後4時ごろ、トゥルク中心部の広場で突然、数人を切りつけた後、周辺の通りでも通行人を襲った。死者2人と負傷者5人がフィンランド人。スウェーデン人2人とイタリア人1人も負傷した。 警察は当初、通常の殺人容疑で捜査したが、新たな情報からテロ殺人に容疑を切り替えた。警察は事件後に関係先の家宅捜索を実施し、数人を拘束。事件との関係などを調べている。 フィンランドは6月、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)のテロの標的にされる危険が高まったとして、警戒水準を4段階のうち2番目に引き上げた。警察はこのためトゥルクの事件後、首都ヘルシンキの空港や駅などの警備を強化した。 トゥルクはヘルシンキの西約170キロに位置し、中世の街並みが残る古都として知られる。

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