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13人死亡100人重軽傷 IS犯行声明

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【パリ賀有勇、 カイロ篠田航一】 17日午後5時(日本時間18日午前0時)ごろ、 スペイン北東部バルセロナの 中心部、 ランブラス通りで歩道に車が突っ込み、 地元政府によると、 少なくとも13人が死亡、 100人が重軽傷を負った。 捜査当局はテロと断定し捜査を開始。 容疑者2人を逮捕したが、 実際に車を運転していた者は逃走中とみられる。 過激派組織「イスラム国」 (IS)の 影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」 は17日、 「攻撃はIS戦士が実行した」 との 犯行声明を出した。
【パリ賀有勇、カイロ篠田航一】17日午後5時(日本時間18日午前0時)ごろ、スペイン北東部バルセロナの中心部、ランブラス通りで歩道に車が突っ込み、地元政府によると、少なくとも13人が死亡、100人が重軽傷を負った。捜査当局はテロと断定し捜査を開始。容疑者2人を逮捕したが、実際に車を運転していた者は逃走中とみられる。過激派組織「イスラム国」(IS)の影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」は17日、「攻撃はIS戦士が実行した」との犯行声明を出した。
スペインのラホイ首相は18日、国民向けテレビ演説で「イスラム過激派による攻撃だ」と明らかにした。
スペインメディアや地元政府によると、犯行に使われたのはレンタカーのワゴン車で、カタルーニャ広場付近からランブラス通りに侵入し、時速約80キロで約500メートル南進しながら歩行者らを次々はねた。
捜査当局が逮捕したのはモロッコ人のドリス・ウカビル容疑者(28)とモロッコ北部のスペイン領メリリャ出身の男だが、車を運転していた男ではないという。メリリャ出身の男はバルセロナから200キロほど南西のアルカナールで逮捕された。アルカナールでは16日夜、1人が死亡する爆発が起きており、捜査当局は男らが爆発物を準備していた可能性もあるとみている。また、ロイター通信によると、捜査当局は18日未明、バルセロナの南西約120キロのカンブリスで事件に関連するとみられる容疑者4人を射殺、1人が重傷を負った。この作戦に絡み市民6人、警察官1人が負傷した。
ランブラス通りは、市場や飲食店が建ち並ぶ繁華街として知られ、市内でも特に観光客らが多い。多数の日本人観光客も訪れる。事件後、周辺は立ち入りが規制され、安全が確認されるまでの間、多くの観光客らがレストランなどの店内に隠れていた。バルセロナの日本総領事館は、18日午前1時(日本時間18日午前8時)現在、日本人が巻き込まれた情報はないとしている。
アーマク通信は、実行役の氏名など詳細には触れていない。攻撃理由について、シリアなどでIS掃討作戦を進める米軍主導の有志国連合への報復としている。スペインも有志国連合に参加している。
欧州では近年テロが相次いでいる。昨年7月にはフランス南部ニースでイスラム過激思想に感化されたとみられる容疑者によるトラック暴走テロで86人が死亡するなど、車を使ったテロも頻発している。だが、スペインでは、2004年3月に191人が犠牲となったマドリードでの列車同時爆破テロ以降、大きなテロが起きていなかった。

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