Home Japan Japan — in Japanese 2都市続発、組織的犯行か=スペインのテロ死者14人-モロッコ籍17歳少年逃走か

2都市続発、組織的犯行か=スペインのテロ死者14人-モロッコ籍17歳少年逃走か

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【8月18日 時事通信社】 スペイン東部バルセロナの 繁華街で17日夕に起きた車突入テロ事件をめぐり、 発生から数時間後には別の 町カンブリスで同様の 事件が発生し、 捜査当局は18日、 イスラム過激派による組織的な犯行という見方を強めている。
【8月18日 時事通信社】スペイン東部バルセロナの繁華街で17日夕に起きた車突入テロ事件をめぐり、発生から数時間後には別の町カンブリスで同様の事件が発生し、捜査当局は18日、イスラム過激派による組織的な犯行という見方を強めている。二つの都市を合わせて死者は計14人に上った。 また捜査当局は同日、重要参考人としてモロッコ国籍の17歳少年の名前を公表した。地元メディアはこの少年について、現場から逃走し行方が分からなくなっている運転手の可能性があると伝えている。 バルセロナの事件では13人が死亡し、約100人が負傷した。重体の負傷者もおり、死者数が増える可能性がある。地元警察当局の統計によると、被害者の出身国・地域はスペインや近隣諸国など34に上る。フランス人26人が負傷したほか、アジアや中東の出身者も含まれた。日本人が巻き込まれたとの情報はない。 当局は17日、バルセロナから北に約100キロの町リポルで犯行に使われたレンタカーの名義人となっていたモロッコ国籍の男を逮捕。17歳少年はこの男の弟で、兄の身分証を盗んで車両を調達した疑いが浮上している。当局は18日、別の親族の男も容疑者として逮捕した。 バルセロナから南西に約120キロ離れたカンブリスでは、海岸沿いの歩道で車が通行人に突っ込み、市民1人が死亡、警官1人を含む6人が負傷した。その後、犯人グループと警官の銃撃戦になり、車に乗っていた5人が射殺された。犯人グループは偽の自爆ベルトを身に着けていたという。 スペインのラホイ首相は事件を受けて「われわれは苦しみの中で団結し、野蛮な行為を終結させる」と述べ、18日から3日間を服喪期間とする考えを示した。18日には首相や国王フェリペ6世も参列し、バルセロナで追悼式典が営まれた。集まった人々は「怖くない」と声を上げ、過激派に対する抗議の意思を示した。 今回の事件では過激派組織「イスラム国」(IS)が系列メディアのアマク通信を通じて犯行を主張する声明を出している。 (c) 時事通信社

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