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服部道子さん「体験語り、かいがあった」

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ICAN受賞 川崎哲さんが受賞決定を報告 ノーベル平和賞の 受賞が決まった核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN=アイキャン)の 国際運営委員で、 NGOピースボート共同代表の 川崎哲(あきら)さん(48)が9日、 東京・ 高田馬場の 事務所で、 ともに活動してきた被爆者や関係者に受賞決定を報告した。
ノーベル平和賞の受賞が決まった核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN=アイキャン)の国際運営委員で、NGOピースボート共同代表の川崎哲(あきら)さん(48)が9日、東京・高田馬場の事務所で、ともに活動してきた被爆者や関係者に受賞決定を報告した。
海外の出張先から急きょ帰国した川崎さんは約100人に出迎えられ「私が『おめでとう』と言われる立場ではなく、被爆者の皆さんをはじめ、核兵器のない世界をつくろうと活動するみんながもらったものだ」と喜びを語った。
ICANの活動に参加しているピースボートは、2008年から、船旅をしながら世界各地で被爆体験を証言する「おりづるプロジェクト」を続けており、これまでに約170人の被爆者が協力した。川崎さんは「天気が悪くて船が遅れてしまったり、当日になって体の具合が悪くなってしまったりして、被爆者の声を伝える活動は大変だった。だが『ヒバクシャ』という言葉そのものが世界中に伝わってきた」と振り返り、集まった被爆者らに「ここにいるみんなで賞をとった。皆さんに『本当におめでとうございます』と言いたい」と笑顔を見せた。
証言活動をしてきた服部道子さん(88)=埼玉県蕨市=は「ただうれしいの一言。被爆者が体験を語ってきたかいがあった」と喜んだ。広島で被爆した平田道正さん(81)=東京都杉並区=は「これはあくまでもワンステップだ。まずは日本政府に核兵器禁止条約に署名させる努力を」と呼びかけた。【福島祥】

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