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雪崩事故「予見できた」…危機管理欠如を指摘

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栃木県那須町で今年3月、 登山講習会に参加していた県立大田原高校の 生徒ら計8人が死亡した雪崩事故で、 県教育委員会の 事故検証委員会は15日、 最終報告書を公表した。 事故の 根源的な要因は、 講習会を主催した県高校体育連盟登山部【社会】
栃木県那須町で今年3月、登山講習会に参加していた県立大田原高校の生徒ら計8人が死亡した雪崩事故で、県教育委員会の事故検証委員会は15日、最終報告書を公表した。 事故の根源的な要因は、講習会を主催した県高校体育連盟登山部の「計画全体のマネジメント及び危機管理意識の欠如」だったとした。 報告書は、問題点として、〈1〉講習会が毎年行われ、高体連登山部に「慣れ」が生じ、計画段階で安全確保の検討が不十分〈2〉班を引率する教員の所属が生徒と一致せず、統率力を発揮できなかった〈3〉講習会の過去の教訓が共有されなかった――などを挙げた。 事故当時の教員の行動にも言及。大田原高校の班の引率教員(48)については、「雪山登山の経験があり、雪崩が起きる条件を知っていた」とし、雪崩事故の危険を予見できたと指摘した。現場責任者の教員(51)に関しても、「事故発生直後は本部としての役割と機能が全く果たされておらず、安全への配慮が著しく希薄だった」と結論づけた。

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