生産台数が少なく「幻の 名車」 とも言われたスポーツカー「トヨタ2000GT」 の 誕生50周年を記念したイベントが4日、 愛知県長久手市の トヨタ博物館で開かれた。 全国か…
生産台数が少なく「幻の名車」とも言われたスポーツカー「トヨタ2000GT」の誕生50周年を記念したイベントが4日、愛知県長久手市のトヨタ博物館で開かれた。全国から約20台が集まり、博物館の敷地内でパレードなどを実施した。 白や青、赤といった車がずらりと並び、所有者は訪れたファンに車内やエンジンを公開した。博物館の布垣直昭館長は「ほとんど手作りの車。大量生産に慣れた現代だからこそ余計に魅力を感じるのだろう」と語った。 東日本大震災の影響で愛知県に避難している人を対象に、助手席で乗り心地を体験する催しも。盛岡市から愛知県蒲郡市に移ったという主婦似内成子さん(79)は「憧れの車だった。一度は乗りたいという夢がかなった」と笑顔で話した。 2000GTは、トヨタ自動車が昭和42~45年に337台生産した。運転席から車の前部が長く伸び、全体的に丸みを帯びたデザインが美しいと評価が高く、人気映画「007」シリーズで主人公が乗る「ボンドカー」にも使われた。