周辺の 空域に一時航空機が進入できず 国土交通省によると２４日午後８時ごろ、 同省札幌航空交通管制部（札幌市東区）で無線トラブルが発生。 同９時２０分ごろ復旧したが、 北海道周辺の 空域に一時航空機が進入できなくなった。 この ため新千歳（北海道千歳市）など１０以上の 空港で離着陸ができなくなり、 欠航や引き返す便が相次いだ。
国土交通省によると２４日午後８時ごろ、同省札幌航空交通管制部（札幌市東区）で無線トラブルが発生。同９時２０分ごろ復旧したが、北海道周辺の空域に一時航空機が進入できなくなった。このため新千歳（北海道千歳市）など１０以上の空港で離着陸ができなくなり、欠航や引き返す便が相次いだ。
同省によると、札幌航空交通管制部は北海道と東北地方の秋田県以北の空域を管轄。一部の無線周波数で障害が起き、航空機と交信できなくなった。システムに電気を供給する部分の障害が原因とみて、詳細を確認している。このトラブルで、新千歳空港発着便は東京－羽田線など２２便が欠航した。
新千歳空港の国内線ターミナルでは午後９時ごろに「管制トラブルで羽田行きの２便がキャンセルになる」との場内アナウンスが流れた。搭乗予定の人たちからため息が漏れ、航空会社のカウンター前には約４００人が払い戻しなどで並んだ。
北海道帯広市の帯広農高３年、伊藤真大朗さん（１８）は長野県で２５、２６の両日に開かれる馬術の催しに参加する予定だった。「中部行きの便に乗った後、機内でしばらく待機させられた。雪で出発できなかったことはあったが、こんなトラブルは経験がない」と話した。【袴田貴行、酒井祥宏、阿部義正】
