住宅の 空き部屋などを有料で貸し出す「民泊」 の 世界最大の 紹介サイトを運営しているアメリカの ＩＴ企業「エアビーアンドビー」 が、 民泊を行う国内の 業…
住宅の空き部屋などを有料で貸し出す「民泊」の世界最大の紹介サイトを運営しているアメリカのＩＴ企業「エアビーアンドビー」が、民泊を行う国内の業者に対し、ほかのサイトに情報を掲載しないよう求めていたとして、公正取引委員会が、不当な条件をつけて取り引きを制限することを禁じた独占禁止法違反の疑いで東京・新宿にある日本法人を立ち入り検査していたことがわかりました。 関係者によりますと、インターネットで民泊の宿泊先を紹介する世界最大のサイトを運営している「エアビーアンドビー」は、サイトに情報の掲載を依頼してきた国内で民泊を行う複数の業者に対し、掲載の条件としてほかの紹介サイトに情報を載せないよう求めていたということです。 民泊を行う業者は国内に数十社あり、宿泊先の確保や予約の管理などを行うとともに、エアビーアンドビーなどの紹介サイトに情報を掲載するなどして、宿泊者を募っています。 公正取引委員会はエアビーアンドビーの行為は不当な条件をつけて取り引きを制限することを禁じた独占禁止法違反の疑いがあるとして先月上旬、東京・新宿にある日本法人を立ち入り検査し詳しい経緯を調べています。 エアビーアンドビーの日本法人は「公正取引委員会の調査に全面的に協力しています。自社サイトへの掲載条件としてほかのサイトと取引しないよう要求していることは一切ありません」などとコメントしています。
