「まだ実感が湧かない。 少しでも成長して皆様の 期待に沿える棋士になれるよう頑張りたい」 。 ５日午後、 大阪市内の ホテルで記者会見した井山氏は語った。 午後１時ごろ、 会見場に姿を見せた井山氏は黒の スーツ姿で
「まだ実感が湧かない。少しでも成長して皆様の期待に沿える棋士になれるよう頑張りたい」。５日午後、大阪市内のホテルで記者会見した井山氏は語った。 国民栄誉賞の受賞が決まり、記者会見で笑顔を見せる井山王座（５日、大阪市北区） 午後１時ごろ、会見場に姿を見せた井山氏は黒のスーツ姿で少し緊張した面持ち。「身に余る光栄。囲碁界全体を評価してもらえたと感じており、非常にうれしい」と喜んだ。同時授与が決まった将棋の羽生氏を「憧れの存在」とし、「先生のように長く活躍できるよう努力したい」と話した。 国内では囲碁の第一人者だが、中国と韓国の強豪がひしめく世界の舞台では苦戦が続く。「世界の主要大会で優勝した経験がなく、目標は世界一というのは変わらない。まだまだこれから」と表情を引き締めていた。
