英豪資源大手リオ・ ティントが発表した2017年12月期決算は、 純利益が前の 期比90%増の 87億6200万ドル(約9600億円)だった。 鉄鉱石やアルミなど主力商品の 価格上昇が寄与
【シドニー=高橋香織】英豪資源大手リオ・ティントが発表した2017年12月期決算は、純利益が前の期比90%増の87億6200万ドル(約9600億円)だった。鉄鉱石やアルミなど主力商品の価格上昇が寄与した。 オーストラリア西部のリオ・ティントの鉄鉱山=同社提供 売上高は同18%増の400億ドルだった。鉄鉱石の生産量は3億2980万トンと前年(3億2950万トン)から横ばいだったが、平均価格は1トン64.8ドルと21%上昇した。部門別の純利益は鉄鉱石が45%増、アルミが67%増。前の期に1800万ドルの赤字だった銅・ダイヤモンド部門も黒字に転換した。 ジャンセバスチャン・ジャック最高経営責任者(CEO)は商品価格の上昇に加え、堅調な操業や生産性向上への取り組みが奏功したと述べた。リオ・ティントはトラックや輸送鉄道の無人化など、鉱山操業の自動化によるコスト削減を図ってきた。 ジャック氏は中国の資源需要については「建設やインフラなどで伸びが減速している」とする一方、中国政府が環境負荷を軽減する方針を打ち出していることから「我々が生産する高品位な鉄鉱石への需要は強い」と強調した。さらに、中国で普及が進む電気自動車(EV)に必要とされるアルミや銅に関し「我々はその成長を取り込む好位置にある」と話した。 市況回復で得た豊富な手元資金について「魅力的な資産を増やす余力がある」と述べ、M&A(合併・買収)に意欲を示した。 EV電池に使われるリチウムの権益獲得を目指すとの見方が多い。

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