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コインチェック、2日に立ち入りへ 金融庁

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仮想通貨取引所「コインチェック」 から580億円相当の 仮想通貨「NEM(ネム)」 が不正流出した問題で、 金融庁は1日、 同社に対して2日に資金決済法に基づく立ち入り検査を実施する方針を固めた。 同社が顧客から預かる資金の 管理や安全システムが十分だったかを確認する。
仮想通貨取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が不正流出した問題で、金融庁は1日、同社に対して2日に資金決済法に基づく立ち入り検査を実施する方針を固めた。同社が顧客から預かる資金の管理や安全システムが十分だったかを確認する。
ネムの流出は1月26日未明に発生しコインチェックが預かっていたほぼ全額が流出。外部ネットワークに接続したまま多額のネムを保管していたことが判明、金融庁は29日、流出を防ぐための経営管理体制が不十分だったとして、同社に対し業務改善命令を出していた。被害を受けた顧客は26万人に上り、仮想通貨の流出額は過去最大だった。
金融庁は流出が発覚した1月26日以降、コインチェック側から、資産管理状況、被害状況、今後の経営方針などを聞いた。しかし説明に不明瞭な点が多く、立ち入りを実施し、詳しい状況を調べることにした。
コインチェックは1月28日、ネムを預けている全顧客に対し、会社の自己資金を充当する形で日本円で補償すると発表。しかし、返還時期のメドを示していない。2017年4月の資金決済法改正で、仮想通貨取引所は登録制となった。コインチェックは審査を通っていないが、施行前から取引所を開設していたため、登録業者と同じ規制を受ける「みなし業者」として営業していた。【小原擁】

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