Home Japan Japan — in Japanese スノボ竹内「前見ることの大切さ学んだ」

スノボ竹内「前見ることの大切さ学んだ」

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ソチ五輪の 銀メダリストで、 2大会連続の メダルをかけてスノーボード女子パラレル大回転に出場した竹内智香選手(34)は24日午後、 ドイツ選手に敗れて準決勝進出を逃した。 だが安定した滑りでベスト8まで進み
ソチ五輪の銀メダリストで、2大会連続のメダルをかけてスノーボード女子パラレル大回転に出場した竹内智香選手(34)は24日午後、ドイツ選手に敗れて準決勝進出を逃した。だが安定した滑りでベスト8まで進み、五輪出場5回の実力を見せつけた。 準々決勝での滑走を終えた竹内選手(24日、平昌)=山本博文撮影 ドイツのセリナ・イエルク選手にわずかに遅れてゴールすると、竹内選手はすぐにゴーグルを外してイエルク選手に近づき抱擁、自分を破ってベスト4入りを決めた相手を祝福した。 北海道旭川市出身で、3歳の頃から2人の兄らとスキーで遊んでいた。2番目の兄、崇さん(37)は「当時は僕たちについてくるのがやっとで、それほど上手ではなかった」と懐かしむ。 小6の頃、スキー場に増え始めたボーダーを見て、スノーボードに興味を持った。当時、ボーダーのマナーが悪かったことから、父親は竹内選手がスノーボードを始めることに反対したが、一緒に訪れたスノーボードショップでアルペンのトップ選手が滑る映像を見て印象が一変。2人で道具一式をそろえ、シーズン中は毎日のように練習した。 竹内選手はすぐに頭角を現し、16歳で全日本チームに選出。2年後にはソルトレークで五輪デビューを果たした。その後、06年トリノ、10年バンクーバーと五輪に連続出場。ソチ大会で銀メダルを獲得した。 平昌でメダルを逃した竹内選手は滑走後のインタビューで「メダルを狙える手応えを持って(五輪に)戻ってきただけに悔しい」としつつ「5回目の五輪を楽しめた」と充実感ものぞかせた。 また「金メダルという一番高い所を目指して過ごせたのは幸せだったが、苦しくもあった」。ソチ後の4年をそう振り返った。16年3月にはワールドカップ(W杯)予選で左膝の靱帯を断絶する大けがを負い、苦しいリハビリも経験した。「前を見続けること、あきらめないことの大切さをスポーツに学んだ。(自分の姿が)たくさんの人の励みになったらならうれしい」と最後は晴々とした表情だった。

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