平昌五輪第３日（１１日、 フェニックス・ スノーパーク）フリースタイルスキーの 女子モーグル決勝で村田愛里咲＝行学学園教＝（２７）は決勝１回目で１８位。 上位１２人が…
平昌五輪第３日（１１日、フェニックス・スノーパーク）フリースタイルスキーの女子モーグル決勝で村田愛里咲＝行学学園教＝（２７）は決勝１回目で１８位。上位１２人が進む決勝２回目を逃した。 ＮＨＫの五輪中継番組でキャスターを務め、同種目で５大会連続五輪出場をしている上村愛子さん（３８）は、村田に「『本当に良く頑張った』と言ってあげたいです」と語った。
上村さんは２０１０年バンクーバー五輪、１４年ソチ五輪に村田とともに出場。この日の村田について「予選のときの第１エアのあとのミスは、しっかりクリアしてきたけど、タイムが伸びなかった。そのあたりがターンの攻撃性とかもあんまり評価してもらえなかったのかな、というところはあります。すごく頑張ったので、私は見ていて『点が出て欲しい』と祈っていました」と競技を分析した。さらに「ジャンプは両方とも、得意な選手なので、持っているものを出せたと思います。ランディングのあとの処理もしっかりできていた。そのあとのターンのミドルのセクションが少し長いんですけど、そこで思ったようにタイムが、スピードが乗せられなかったと、本人も言っていました」と振り返った。
村田がインタビューで涙ながらに「結果、ダメだったんですけど、最後まで通せて（滑走できて）、自分の滑りができたので良かったです」と自らに言いかせるように語った。上村さんは「村田選手が一生懸命やってきたところはしっかり見てきたので、彼女の涙をみると、本当にかわいそうだなという気持ちでいっぱいになるんですけど」と残念がり、「やっぱり、このオリンピックに向けて精いっぱいやってきたことっていうのは、オリンピックの舞台でしっかり出せたと思うんですよね。決勝に残るとか、何本も滑ってそこにチャレンジするっていう姿はしっかり出せたと思うので、『本当に良く頑張った』と言ってあげたいです」と後輩をねぎらった。
