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北朝鮮ナンバー2が韓国に派遣!東京オリンピックの時、日本はどうするのか?

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平昌オリンピック開幕が迫る中、 5日午後、 北朝鮮の 「サムジヨン管弦楽団」 の 先発隊23人が韓国入りした。 さらに北朝鮮は代表団の 団長として権力序列ナンバー2の 金永南・ 最高人民会議常任委員会委員長(90)を派遣することを明らかにした。 金永南氏の 派遣について共同通信の
平昌オリンピック開幕が迫る中、5日午後、北朝鮮の「サムジヨン管弦楽団」の先発隊23人が韓国入りした。さらに北朝鮮は代表団の団長として権力序列ナンバー2の金永南・最高人民会議常任委員会委員長(90)を派遣することを明らかにした。
金永南氏の派遣について共同通信の元ソウル支局長・平井久志氏は「(金正恩委員長の妹の)金与正氏が団長になるのではないかと観測もあったが、メディアの注目が集まるし、何か失敗したら彼女の将来に傷がつくと考え、リスクを回避したのだろう。金永南氏はずっと外交をやってきた人で、非常に物腰が柔らかい方。一応形式的には元首の役割を果たしている人なので、文在寅大統領との会談もしやすい。制裁対象にもなっていないし、これまでで最も地位の高い人を出すというのは無難な人選だと思う」と話す。
また、平井氏は「文大統領に宛てた金正恩委員長からのメッセージを持ってくるかどうかがポイントだ。『同じ民族として平昌オリンピックが成功して欲しい』というようなトップの無難なメッセージであれば、対外的に発表することもできる」と指摘、金永南氏と文大統領の会談の成功が、南北首脳会談に向けた一つのステップになる可能性があるとの見方を示した。
女子アイスホッケーの南北合同チームによる練習試合など、南北融和ムードが高まる中、3日付の北朝鮮紙『労働新聞』は「2月8日、わが軍隊と人民は朝鮮人民軍創建70周年を盛大に記念する」「我々が8日に記念行事を行うのがそんなに恐ろしく驚くべきことならオリンピックの開催日を変更すればよい」と報じ、開幕前日の軍事パレード開催を暗に認めている。アメリカの北朝鮮研究グループ「38North」が公開した衛星写真では、パレードの訓練施設に置かれた軍事車両が先月10日に比べ増えているという。
「あえて平昌オリンピックの開会前日に行うと思われている節があるが、実はこれまで4月25日だった軍の創建記念日を2月8日に変更したことに伴うもの。去年のうちから練習もしている2月8日の実施に向けて訓練もしてきた。ただ、どういう祝い方をするかが問題で、本当に南北和解を目指すのであれば、去年の4月25日のように新型のミサイルを並べるのかどうか。パレードの中身に注目すべきだ」。
ロシアの安全保障が専門の未来工学研究所・小泉悠氏は「4年前のオリンピックを思い出す。あの頃、ウクライナのキエフが騒乱に陥っていて、プーチンはオリンピックが終わるのをじっと待ち、終わった瞬間に軍事行動を起こした。やはり根本的な原因を除去できないと、先延ばしするだけになってしまう。北朝鮮はオリンピックを政治利用して米韓を離間させ、有利な位置に立とうとする。我々も警戒感は持っておかないといけない」と指摘する。
平井氏は「平昌オリンピックを他人事だと思っている人も多いと思うが、2年後には東京でオリンピックが開催される。それまで問題が解決されていないとしたら、北朝鮮の参加をどうするのか。実は我々の問題でもある。東京大会を成功させるためには、それまでに我々に何ができるのかを考えないとまずい」と訴えた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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