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宇野、自己最高得点に肉薄 団体SP1位

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平昌五輪は9日夜の 開会式に先立ち、 同日午前からフィギュアスケート団体の 男女予選が始まった。 フィギュアスケートの 男子ショートプログラム(SP)に出場した宇野昌磨(トヨタ自動車)は唯一の 100点台となる103.25点をマークし1位となった。
平昌五輪は9日夜の開会式に先立ち、同日午前からフィギュアスケート団体の男女予選が始まった。フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)に出場した宇野昌磨(トヨタ自動車)は唯一の100点台となる103.25点をマークし1位となった。
団体で表彰台を目指す日本。最初の男子ショートプログラム(SP)を任された宇野が、自己最高得点に1点あまりと迫る演技で日本チームに勢いを与えた。
けがからの復活を目指す前回五輪王者の羽生が団体を回避。代わって登場したトップバッターは、10チーム中の最後に登場。個人戦でもメダルを争うであろう有力なライバルが次々と失敗する異様な雰囲気のなか、冒頭の4回転フリップで氷に手をついたが、その後は大きなミスなく演じきった。
20歳で初の五輪だが「オリンピックという実感がまだない」と堂々としたもの。周囲から個人戦のメダルの期待をかけられるが、動じる様子もない。団体でも「全力を出すことに真剣になりたい」と集中した。
SPの演目はヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「四季」の「冬」。緩急のある弦楽の調べは、冷たい雪や風の中を歩く人々の様子を表現したものだ。五輪が行われる平昌は連日、凍てつくような寒さ。音楽に溶け込むように演技する宇野は、その世界観をうまく表現した。
1月下旬以降に「今シーズン一番、練習を積めた」と自負し、平昌に入った。いつも意識しているのは「悔いを残さずに、笑顔で終えたい」ということ。演技後は、今季あまり見られなかった笑顔が少し見えた。「ふらふらだったので笑った。特別な緊張感が出ると思ったが特になく、最後まで自分の演技ができた」と納得感も。16日からの個人戦にもつながる演技だった。【福田智沙】

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