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南北首脳会談を評価 トランプ氏「非常に前向き」

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【ワシントン会川晴之】 トランプ米大統領は6日、 ホワイトハウスで記者団に対して、 北朝鮮が韓国との 首脳会談の 実施で合意し、 朝鮮半島の 非核化に向けた米朝協議の 用意があると表明したことについて、 「非常に前向きだ」 と評価し、 「(事態が改善すれば)世界や北朝鮮、 朝鮮半島にとって素晴らしいことだ」 と述べた。 一方で「何がこれから起きるの か見守っていこう」 と繰り返し、 硬軟両様の 構えで北朝鮮の 対応を見極める姿勢を示した。
【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に対して、北朝鮮が韓国との首脳会談の実施で合意し、朝鮮半島の非核化に向けた米朝協議の用意があると表明したことについて、「非常に前向きだ」と評価し、「(事態が改善すれば)世界や北朝鮮、朝鮮半島にとって素晴らしいことだ」と述べた。一方で「何がこれから起きるのか見守っていこう」と繰り返し、硬軟両様の構えで北朝鮮の対応を見極める姿勢を示した。
ホワイトハウス高官は6日、週内に訪米する韓国代表団から北朝鮮訪問の詳細な報告を聞く一方、日本とも協議を進め、今後の対応策を構築すると説明。平昌冬季五輪・パラリンピックのため4月に延期した米韓軍事演習についても、高官は「毎年恒例の軍事演習を再開する」と語り、実施する考えを示した。
トランプ氏は、国連安全保障理事会で北朝鮮制裁決議を採択したほか、独自の厳しい制裁を科したことにより、北朝鮮の軟化を引き出したと成果を強調。平昌五輪の場を利用して北朝鮮高官との接触を図ろうとしたペンス副大統領も6日に声明を発表し、「非核化に向けた具体的な措置を示すまで、最大限の圧力をかけ続ける」と厳しい姿勢を維持する考えを示した。さらに「すべての選択肢が机上にある」と強調し、北朝鮮の対応次第では軍事力の行使にも含みを残した。
トランプ政権はこれまで、北朝鮮が非核化を前提とした対話に応じるまで圧力を強化する一方、こうした米国の立場を伝えるための「予備的接触」は排除しない姿勢をみせている。
トランプ政権の警戒心の背景には、北朝鮮が何度も米朝合意や国際社会との約束を破り続けてきた経緯がある。ホワイトハウス高官は、北朝鮮が対話の継続中は核・弾道ミサイル実験を中断する考えを示したことに関し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の今年の年頭の辞を引用しながら「実験をしなくても(核弾頭やミサイルの)製造は続けることができる」と指摘。さらに、北朝鮮の狙いが「時間稼ぎ」にあるとするならば「問題解決には向かわない」と警告し、言葉だけでなく行動を示すことが必要との認識を示した。

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