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野村 仲間に「感謝」の開幕星 7年目で初の大役!責任果たした

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「広島6-3中日」 (30日、 マツダスタジアム)
「広島6-3中日」(30日、マツダスタジアム)
ホッとした広島・野村祐輔投手の表情が印象的だった。完璧な投球ではなかったものの6回を4安打3失点でまとめた。「いつもと違う特別な緊張感があった。逆転してくれた野手、0点で抑えてくれたリリーフに感謝です」。96球でチームを開幕戦勝利に導き、自身も今季初白星もゲット。プロ7年目での初の開幕投手をきっちり務め上げた。
初回を三者凡退発進。二回に失点したものの、その後は3人ずつで切り抜けた。反省点は2-1の六回。先頭大島に右翼への二塁打を浴びると、続く京田に一時同点となる中前適時打を許した。
カウント1-2から投じたのは内角へのカットボール。「不用意にいってしまった」。冷静さを保てず投じた1球を悔やんだ。それでも高い修正能力で試合を作った。緒方監督は「祐輔(野村)がプレッシャーのかかる中で大役を果たしてくれた」と労をねぎらった。
「開幕投手と言えば上原さん(巨人)。子どもの頃、岡山のテレビで流れていたのは巨人戦。コントロールがすごかった」と振り返る。数年前のオフには、米国から帰国していた上原に知人を介して電話したこともある。自身の持ち味も制球力。さまざまな話に耳を傾けたことが、今の投球につながっている。
長いシーズンは山あり谷ありだ。「ランナーを出してから課題が出た。次の登板に向けて、それを修正していきたい。イニングも7回以上は投げたい」。さらなる高みを目指す。エースへの階段を上る一年がいよいよ幕を開けた。

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