アメリカンフットボールの 悪質タックル問題で２３日夜に記者会見を開いた日本大の 内田正人前監督。 井上奨コーチとともに冒頭、 関西学院大の 負傷した選手と同大関係者、 タックルした日大の 宮川泰介選手（２０）にそれぞれ謝罪の 言葉を述べ、 ２人並んで計６回、 数秒ずつ深々と頭を下げた。 前監督は「ルールを守るの は絶対条件。 こんなことが起こるとは」 などと認識の ずれを主張した。 内田前監督は終始淡々とした表情で、 質問に答えた。 「フィールドで起こったことは私の 責任」 と述べる一方、 けがをさせるよう指示したことは否定。 「ルー
アメリカンフットボールの悪質タックル問題で２３日夜に記者会見を開いた日本大の内田正人前監督。井上奨コーチとともに冒頭、関西学院大の負傷した選手と同大関係者、タックルした日大の宮川泰介選手（２０）にそれぞれ謝罪の言葉を述べ、２人並んで計６回、数秒ずつ深々と頭を下げた。前監督は「ルールを守るのは絶対条件。こんなことが起こるとは」などと認識のずれを主張した。 内田前監督は終始淡々とした表情で、質問に答えた。「フィールドで起こったことは私の責任」と述べる一方、けがをさせるよう指示したことは否定。「ルールを守ることは基本」「世代間の（認識の）違い」と述べ、前監督らと宮川選手の間に誤解が生じていたと強調した。「上級生としての意識が固まっていなかった」と同選手を非難するような発言もあった。 井上コーチは沈痛な表情で、時折言葉を詰まらせていたが、前監督と同様、けがをさせるよう指示したつもりはなかったと強調。「思い切り行ってこいとの意味」「（宮川選手は）重圧を受けて目の前が見えなくなったのでは」と話した。会見の後半では、「（同選手に）フットボールを続けてほしい」と絞り出すような声で述べた。 会見が行われた東京都千代田区の日大会館の大講堂には数百人の報道陣が詰め掛けた。午後８時から始まった会見は午後１０時すぎに終了した。（2018/05/23-23:22）
