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鵜飼い再開 被災者ら喝采 福岡

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昨年7月の 九州北部豪雨で中止していた福岡県朝倉市の 原鶴温泉の 「鵜(う)飼い」 が20日夜、 再開された。 ライトに照らし出される中、 笹舟に乗った鵜匠に操られて筑後川に潜った鵜がアユをくわえて川面に顔を出すと、 屋形船に招待された被災者らから歓声が上がった。
昨年7月の九州北部豪雨で中止していた福岡県朝倉市の原鶴温泉の「鵜(う)飼い」が20日夜、再開された。ライトに照らし出される中、笹舟に乗った鵜匠に操られて筑後川に潜った鵜がアユをくわえて川面に顔を出すと、屋形船に招待された被災者らから歓声が上がった。
鵜飼いは初夏の訪れを告げる原鶴温泉の風物詩。しかし、豪雨で川に大量の土砂がたまってアユが姿を消し、屋形船が流される被害も出たため、開催できなくなっていた。
土砂を取り除き、稚アユを放流するなどして豪雨前に近い環境を取り戻し、原鶴温泉旅館協同組合が「復興のシンボルに」と20日のアユ漁の解禁に合わせて復活を果たした。
この日は市内の仮設住宅で避難生活を送る被災者12人が招かれた。同市杷木古賀の自宅が流れ込んだ土砂で半壊した辻正拡さん(37)は「復興はいつまでかかるか分からないが、鵜飼いを初めて見て気分が晴れた」と喜んだ。
原鶴温泉の鵜飼いは9月末まで続く。【桑原省爾】

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