山陽新幹線博多発東京行き「の ぞみ176号」 の 先頭車両の ボンネットが割れているの が見つかった14日の トラブルは、 人身事故と判明するとともに夕方からの 帰宅時間帯に運転見合わせが拡大するなど影響が広がった。 駅では運転再開を待つ乗客らの ため息が漏れた。
山陽新幹線博多発東京行き「のぞみ176号」の先頭車両のボンネットが割れているのが見つかった14日のトラブルは、人身事故と判明するとともに夕方からの帰宅時間帯に運転見合わせが拡大するなど影響が広がった。駅では運転再開を待つ乗客らのため息が漏れた。
当初の影響は事故車両の運行取りやめと後続の遅れだけだった。しかし、警察による現場検証などのため、午後4時10分過ぎから博多-小倉間、午後5時半ごろから博多-広島間が運転見合わせに。広島-新大阪間も遅れが生じ、山陽新幹線全線に波及した。接続する東海道、九州新幹線にも影響が拡大した。
JR博多駅の新幹線乗り場前には、キャリーバッグなど大きな荷物を持った出張客や旅行客が運行を待つ状態となり、多くの人でごった返した。今後の運行について問い合わせる乗客も多く、駅員は対応に追われた。
兵庫県西宮市の会社員女性(29)は、仕事で3日間、福岡県内に滞在した帰り。新大阪行きの新幹線を予約していたが、いつ乗れるか分からず「あまり遅くなると帰れなくなるかもしれない」と不安そうな表情を浮かべた。広島市西区の会社員、佐藤和之さん(45)は日帰り出張の帰りで「久しぶりに福岡に来たらこんなことになってしまった。明日も仕事がある。何とか動いてほしい」と願った。
事故車両の点検が続いた新下関駅も混乱した。帰省中の山口県下関市から自宅のある熊本県天草市に戻る予定だった会社員女性(23)は「明日から仕事。とりあえず熊本駅までは帰りたい。待つしかない」と途方に暮れた。見送りに来ていた女性の母は「新幹線の中でも外でも、いつ何が起こるか分からない」と不安がった。【平塚雄太、佐藤緑平】
事故の影響で、広島-博多間が一時運転見合わせとなった山陽新幹線。 JR広島駅の新幹線改札付近は14日夜、運行開始を待つ人たちで混雑し、駅の係員に状況を尋ねたり、家族などに電話で連絡をしたりする姿が目立った。出張で広島を訪れ、14日夜に博多に帰る予定だった福岡市博多区の会社員の女性(55)は「もう1時間ぐらい待っている。明日も朝から仕事なので今日中に帰りたいが、めどが立たず困っている。泊まるところも探していない」と疲れた様子だった。【高山梓】

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