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「チームを波に乗せたい」桃田、攻めて主導権

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ジャカルタ・ アジア大会は第2日の 19日、 バドミントン男子団体1回戦があり、 日本がマレーシアを3-0で破り、 20日の 準々決勝に進んだ。 5日まで中国であった世界選手権男子シングルスで初優勝した桃田賢斗(NTT東日本)は、 世界選手権の 準決勝で破ったダレン・ リューに再びストレート勝ちした。
ジャカルタ・アジア大会は第2日の19日、バドミントン男子団体1回戦があり、日本がマレーシアを3-0で破り、20日の準々決勝に進んだ。5日まで中国であった世界選手権男子シングルスで初優勝した桃田賢斗(NTT東日本)は、世界選手権の準決勝で破ったダレン・リューに再びストレート勝ちした。
世界選手権は大会直前に腹筋を痛めたため、守備的な戦い方に終始した桃田だが、この日は一転して攻めた。第1ゲーム序盤、得意のヘアピンをネットぎりぎりに落として流れをつかむと、5連続得点で主導権を握った。第1ゲームの最後は、相手をバック側の奥に押し込んでから、クロスにスマッシュをたたき込む。リューは一歩も動けず、天を仰ぐしかなかった。
積極的に攻めた理由は二つある。会場は、風の強い体育館で細かいコントロールが難しく、後手に回ると厳しいこと。もう一つは「団体の場合、守備的なプレーではチームが波に乗りにくい」というエースの自覚からだ。
団体はシングルス3人、ダブルス2組での3戦先勝方式で行われる。世界ランキング上位から順に出場するルールで、第1試合はシングルスのエース対決になる。桃田は日本男子シングルス勢でトップの世界ランキング4位で、トップバッターとしてチームを勢いに乗せる役割だった。
地元紙が紹介する「アジアのスーパースター」にも名を連ね、現地メディアからも日本選手で唯一、取材を受けた。腹筋の痛みも完治して不安はないそうで、「個人戦のことは考えず、まず団体で力を出し切りたい。目標はもちろん優勝です」と力強く話した。【小林悠太】

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