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銀のタカマツ組 東京五輪で勝つために

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ジャカルタ・ アジア大会は第10日の 27日、 バドミントンの 女子ダブルス決勝があり、 2016年の リオデジャネイロ五輪金メダルの 高橋礼華、 松友美佐紀組(日本ユニシス)は17年世界選手権優勝の 陳清晨、 賈一凡組(中国)に敗れ、 2大会連続の 銀メダル。 この 種目の 日本勢では、 1970年バンコク大会の 相沢マチ子、 竹
ジャカルタ・アジア大会は第10日の27日、バドミントンの女子ダブルス決勝があり、2016年のリオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は17年世界選手権優勝の陳清晨、賈一凡組(中国)に敗れ、2大会連続の銀メダル。この種目の日本勢では、1970年バンコク大会の相沢マチ子、竹中悦子組以来、48年ぶりの優勝はならなかった。
第2ゲーム、20-21で中国ペアのマッチポイント。最後まで強気に打ち込み続ける相手ペアにスマッシュをたたきこまれると、高橋はその場に座り込み、松友はがっくりとうなだれた。高橋と松友は「強い中国を久しぶりに見た」と口をそろえて、完敗を認めた。
高橋、松友組の持ち味は攻撃的なレシーブだ。スマッシュに対して、コートの前寄りで拾い、相手の嫌がる場所に返して主導権を握る。特にリオ五輪後は五輪連覇へ向けて返球のパターンを増やそうと試行錯誤している。この日も相手の後衛を左右に揺さぶった。
しかし、勝負どころで前に出てくる中国ペアの攻勢は高橋、松友組の守備力を上回った。第1ゲームは20-17から5連続失点で落とし、第2ゲームも17-14から同じく5連続失点で逆転された。
今は20年東京五輪で勝つための準備と位置づけ、各大会の目標も目先の「優勝」でなく、勝敗以上に内容を重視する。だから、決勝で中国ペアの攻勢を受けてもレシーブの位置を下げることなく食らいついた。「4年前の銀メダルと違い、自分たちのプレーができた。お互いに良い内容で決勝にふさわしい試合だった」と高橋。松友も「今大会はたくさんいい試合ができた。こういう試合をもっとして成長していきたい」と、悔しさとともに充実感を語った。
女子ダブルスは五輪ではリオ大会前まで5大会連続で中国勢が金メダルを取ってきた。高橋と松友は中国ペアに何度もはじき返されて鍛えられ、五輪の頂点をつかんだと自負している。残り2年。意識するライバルがいるほど2人も強くなる。【小林悠太】

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