財務省が１６日発表した７月の 貿易統計速報（通関ベース）によると、 輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は２３１２億円の 赤字だった。 輸出は堅調だったが、 原油高を背景に輸入が２桁増となり、 ２カ月ぶりに赤字に転落した。 対米国の 貿易黒字は自動車輸出の 減少などから２カ月ぶりに縮小した。 全体の 輸出額は、 鉄鋼や半導体電子部品などが伸び、 前年同月比３．９％増の ６兆７４７４億円。 ２０カ月連続の プラスで、 ７月として過去３番目の 大きさ。 一方、 輸入額は１４．６％増の ６兆９７８６億円。 原油・ 粗油の 輸入単価が５割超上昇し
財務省が１６日発表した７月の貿易統計速報（通関ベース）によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は２３１２億円の赤字だった。輸出は堅調だったが、原油高を背景に輸入が２桁増となり、２カ月ぶりに赤字に転落した。対米国の貿易黒字は自動車輸出の減少などから２カ月ぶりに縮小した。 全体の輸出額は、鉄鋼や半導体電子部品などが伸び、前年同月比３．９％増の６兆７４７４億円。２０カ月連続のプラスで、７月として過去３番目の大きさ。一方、輸入額は１４．６％増の６兆９７８６億円。原油・粗油の輸入単価が５割超上昇したほか、石油製品、医薬品も伸び、７月として４番目に大きかった。 国別では、対米黒字が２２．１％減の５０２７億円。スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）の売れ行きが鈍り、輸出額は５．２％減の１兆２５０６億円。輸入額は１１．０％増の７４７９億円。原油・粗油や航空機エンジンなどが伸びた。（2018/08/16-11:50）
