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米朝再会談「近く発表」米韓首脳、終戦宣言も議論

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トランプ米大統領と韓国の 文在寅(ムン・ ジェイン)大統領は24日午後(日本時間25日未明)、 ニューヨーク市内で約1時間半会談し、 2回目の 米朝首脳会談の 開催へ緊密に協力
【ニューヨーク=永沢毅、恩地洋介】トランプ米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日午後(日本時間25日未明)、ニューヨーク市内で約1時間半会談し、2回目の米朝首脳会談の開催へ緊密に協力する方針を確認した。トランプ氏は会談の冒頭、米朝再会談について「近く発表されるだろう」と語った。韓国大統領府によると、会談では朝鮮戦争の終戦宣言を巡っても議論した。
トランプ氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長による1回目の首脳会談は6月12日にシンガポールで開かれた。トランプ氏は24日の会談冒頭で、再会談を「そう遠くない将来」に開く意向を示した。開催地については「シンガポール以外の場所になる可能性が高い」と語った。
韓国大統領府高官は会談の結果について「終戦宣言と、2回目の米朝首脳会談の日付や場所を巡って深く議論した」と説明した。北朝鮮への経済制裁を継続する方針で一致する一方、北朝鮮が非核化の意思を持続できる方法に関しても協議したという。
文氏はトランプ氏に終戦宣言の早期実現を打診したとみられる。文氏は南北首脳会談を終えた20日の記者会見で、南北が考える終戦宣言は政治的な意思表明で「国連軍司令部や在韓米軍の駐留問題には全く影響がない」との考えを示していた。同様の主張をトランプ氏に伝え、南北が目標とする年内の終戦宣言の実現を探った可能性がある。
米韓両政府は詳細を発表していないが、北朝鮮の非核化の具体策についても協議したもようだ。19日に文氏と金正恩氏が署名した南北首脳会談の共同文書では「米国の相応の措置」を条件に寧辺の核施設を永久に廃棄する用意があると明記した。トランプ氏は会談の冒頭で非核化に関して「たくさんの作業が残っている」とも指摘した。
米韓首脳会談に先立ち、ポンペオ国務長官は24日の記者会見で「首脳会談の最終的な準備のために遠からず平壌を訪れたい」と表明した。ニューヨーク滞在中に北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相に会談を働きかけている。米朝外相会談や4回目となるポンペオ氏訪朝を通じて、米朝首脳の再会談へ調整を進めるとみられる。
河野太郎外相は24日午後、米朝の2回目の首脳会談に関し、北朝鮮の非核化につながることが重要との認識を示した。訪問先のニューヨークで「2度目の米朝会談が行われるなら、非核化のプロセスがきちんと進むことを期待したい」と語った。

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