東京都の 豊洲市場(東京・ 江東)が11日開場し、 鮮魚や青果の 取引などが始まった。 小池百合子知事による移転延期表明などで2年遅れとなったが、 「首都圏の 台所」 としての 機能は旧築地市場(同・ 中央)から豊洲に引き継がれた。 移転方針から20年弱。 日本最大級の 新たな中核市場が動き…
東京都の豊洲市場(東京・江東)が11日開場し、鮮魚や青果の取引などが始まった。小池百合子知事による移転延期表明などで2年遅れとなったが、「首都圏の台所」としての機能は旧築地市場(同・中央)から豊洲に引き継がれた。移転方針から20年弱。日本最大級の新たな中核市場が動き出した。
豊洲市場の水産卸売場棟では午前5時半から、マグロの初セリが実施された。鐘の音とともに、築地時代と変わらず威勢の良い声がセリ場を駆け巡った。初セリでの最高値は青森県三厩産の214キログラムが428万円だった。セリに先立ち、小池知事は「皆さんと連携しながら、より良い市場にしたい。豊洲ブランドを一日一日積み重ねていきたい」とあいさつした。
初日の11日は小型運搬車「ターレ」が燃えたほか、周辺道路の渋滞もあって産地からの生鮮品の到着が遅れるなどの混乱があった。ただ「大きなトラブルは起きていない」(水産仲卸)という。
築地の1.7倍、敷地面積40ヘクタールの新市場はセリ場や仲卸の店舗などを温度管理ができる建物の中に入れた「閉鎖型」にしたのが特徴。物流機能も充実させ「最新鋭の市場」(小池知事)にしている。青果売り場に導入した大型冷蔵庫では荷台が無人走行し、省力・効率化している。
東京都によると、水産仲卸業者は築地の閉場時点で524だったが、移転を機に廃業するなどで新市場で営業するのは492業者。移転業者は6日の築地閉場後、5日かけて最後の引っ越し作業をした。ターレは約1300台が自走し、豊洲に移動した。
豊洲開場までは曲折があった。老朽化などで1986年に都はいったん、築地での再整備方針を決定。だが、99年には断念して豊洲への移転方針を示した。2001年に豊洲への市場設置を決めたが、その後も環境基準を大幅に超える有害物質が検出され、移転先の再検討を求める声が出た。16年に就任した小池知事は移転延期を決め、追加の土壌汚染対策もした。

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