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V経験・補強の橘朋晃 「頼みのシンカー」で狙いの併殺 都市対抗

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第92回都市対抗野球大会は28日、1回戦で3年ぶり13回目出場の君津市・日本製鉄かずさマジックが、大垣市・西濃運輸を5―3で破り2回戦に進んだ。補強選手として全国制覇を経験した救援投手が2イニング連続併殺の好投で決勝点を呼び込んだ。
 1―1の六回、1死一、二塁のピンチに大垣市の4番・谷恭兵を迎えても君津市の2番手・橘朋晃の頭はクリアだった。「セカンドベース付近にゴロを打たせればゲッツー(併 …

第92回都市対抗野球大会は28日、1回戦で3年ぶり13回目出場の君津市・日本製鉄かずさマジックが、大垣市・西濃運輸を5―3で破り2回戦に進んだ。補強選手として全国制覇を経験した救援投手が2イニング連続併殺の好投で決勝点を呼び込んだ。 1―1の六回、1死一、二塁のピンチに大垣市の4番・谷恭兵を迎えても君津市の2番手・橘朋晃の頭はクリアだった。「セカンドベース付近にゴロを打たせればゲッツー(併殺)」。流れを変えるはっきりとしたシナリオができていた。 初球、グラブの中で握ったのは「困ったら投げる」という伝家の宝刀シンカー。横手気味の右腕から繰り出したボールは決して厳しいコースではなかった。ただ、左の谷からやや逃げるように鋭く落ちる。谷のスイングは強かったが、捉えられはしなかった。まさに狙った通りに、二塁手のほぼ正面にゴロが飛び、難なく「4―6―3」の併殺。君津市ナインは跳びはねるようにダッグアウトに戻った。 橘は救援登板した五回も1死一、三塁からシンカーを使って遊ゴロ併殺に仕留めた。2イニング連続の「ゲッツー」でベンチは勢いづいた。七回、打線が4長短打を集めて4点を勝ち越し、逃げ切った。 橘は「相手がチャンスのところを一気に流れを変える」と併殺を狙う投球を重視している。「逃げる系のボールが特徴」と狙っていた谷を上回る鋭い変化で打ち取り、「ワンチャンスを逃したことが響いてしまった」と悔しがらせた。 2019、20年の都市対抗で補強選手として2年連続で優勝を経験した7年目の29歳は、日米のプロ野球で活躍した渡辺俊介監督からも「橘がマウンドに上がったらやることがない」と絶大な信頼を得ている。次なる目標は当然、自分のチームでの優勝だ。だが「このユニホームを着て東京ドームで試合をするのがうれしい」と、まずは3年ぶりの本大会勝利を喜んだ。 第92回都市対抗野球の特集サイト( https://mainichi.

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