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トランプ次期大統領 大統領選後初の記者会見 米利益最優先を強調

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NewsHubアメリカのトランプ次期大統領は、大統領選挙後、初めてとなる記者会見を開き、「日本などとの貿易でアメリカは多額の損失を被っている」などと述べ、日本についても挙げながら、貿易の不均衡を是正してアメリカの利益を最優先に確保していく姿勢を強調しました。 トランプ次期大統領は、来週の大統領就任を前に、日本時間の12日午前1時すぎからニューヨークのトランプタワーで、300人以上の報道陣が集まる中、去年7月以来、およそ半年ぶりとなる記者会見を開きました。 この中で、トランプ氏は、新しい国務長官に大手エネルギー企業エクソンモービルの前CEOのティラーソン氏を指名したことに言及し、「次期政権には優秀な人物を起用したい。アメリカの貿易交渉は悲惨な状況で、中国、日本、メキシコなどとの貿易で多額の損失を被っている」と述べました。 そのうえで、大手自動車メーカーのフォードがメキシコに工場を移転する計画を撤回したことなどを評価し、「自分は史上、最も雇用を生み出す大統領になる」と述べ、貿易不均衡の是正や国内の雇用確保に全力を挙げ、アメリカの利益を最優先に確保していく姿勢を強調しました。 また、トランプ氏は、これまで、シリア政策などでロシアと協力を目指す姿勢を示していましたが、会見の中で「プーチン氏が私を気に入っていることは財産だ。ただ、うまくやっていけるのかどうかはわからない。うまくいくことを望む」と述べ、これまでの発言に比べ慎重な見方を示しながらも関係改善への意欲を改めて示しました。 一方、大統領選挙でトランプ氏を後押しするためにロシア政府が民主党のクリントン氏の陣営にサイバー攻撃を仕掛けたとするアメリカの情報機関の見方について、「ロシアは選挙に干渉した」と初めてロシアの関与を認める一方で、「民主党はハッキングされることにとてもオープンだった」と述べ、批判の矛先は民主党に向けました。 また、ロシア政府がトランプ氏の弱みとなる情報をつかんでいる疑いがアメリカのメディアで報じられたことについては、「事実ではないフェイクニュースだ」として、報じたメディアを名指しして厳しく批判するとともに、そのメディアの記者に対して「あなたの質問は受けない」と質問を拒むなど、メディアとの対決姿勢を示しました。

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