Start Japan Japan — in Japanese 【大相撲初場所】不名誉記録連発 稀勢の里が休場

【大相撲初場所】不名誉記録連発 稀勢の里が休場

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大相撲初場所5日目(18日、 東京・ 両国国技館)、 横綱稀勢の 里(31=田子ノ浦)が平幕の 嘉風(35=尾車)に完敗。 2場所続けて3日連続の 金星配給は戦後初で、 横綱が5日目までに4敗(不戦敗を除く)するの は65年ぶりとなった。 日本相撲協会や横綱審議委員会から休場勧告が出…
大相撲初場所5日目(18日、東京・両国国技館)、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が平幕の嘉風(35=尾車)に完敗。2場所続けて3日連続の金星配給は戦後初で、横綱が5日目までに4敗(不戦敗を除く)するのは65年ぶりとなった。日本相撲協会や横綱審議委員会から休場勧告が出される可能性もある中、6日目(19日)から休場することになった。 稀勢の里が6日目から休場することになった。前日5日目は嘉風にもろ差しを許す苦しい展開。強引に前へ出ようとしたが、土俵際で体を入れ替えられると最後は押し倒された。取組後は報道陣の問いかけにも無言を貫いた。ここまで稀勢の里は4場所連続で休場中。今場所も黒星が先行する苦しい状況が続いているが、5日目の朝稽古後には「やると決めたら最後までやる」と出場に強い意欲を見せていた。 本場所の土俵で相撲勘を取り戻さなければ、来場所以降も同じことの繰り返しになるとの思いがあったのだろう。師匠の田子ノ浦親方(41=元幕内隆の鶴)も「休んでどうこうなるものじゃない。一番本人が悔しいし、苦しいと思う。これを乗り越えないといけない。自信を持ってやることが稀勢の里にとっては大事」と理解を示していた。 しかし、2場所続けて3日連続の金星配給は戦後初。横綱6場所で与えた金星は12個となった。横綱が5日目までに4敗するのは1953年3月場所の千代ノ山以来65年ぶり。さらに黒星を重ねれば1場所15日制以降で2例しかない横綱の皆勤負け越し(いずれも7勝8敗)の可能性もあった。 これ以上ふがいない成績が続けば横綱の権威にも大きな傷がつきかねない。そうなると、もはや稀勢の里個人の問題ではなくなってくる。日本相撲協会や横綱審議委員会から休場勧告を出される可能性もあった。過去には横綱で負け越した三代目若乃花に当時の時津風理事長(元大関豊山)や横審から休場を勧告された例がある。 稀勢の里は、これで5場所連続での休場。進退のかかる春場所までに万全の状態にすることができるか。

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